河合 賢申 Kenshin Kawai
美術木彫師
木彫刻 賢申堂 代表
本名・申仁。昭和43年(1968)大阪府岸和田生まれ。地車や太鼓台、社寺の彫刻を数多く手がけ、古風で飽きのこない作風に定評がある。 岸和田祭で育った経験を活かし、各地域の歴史文化や担い手の人々の祭に懸ける想いを汲み取った作品を目指している。岸和田の木下賢治の教えを基調としつつ、淡路彫の開正藤・生珉父子の没後の門人として、淡路系の岸和田彫を追究する。
[経歴]
1987年 | 木下賢治に入門。「木下彫刻工芸」にて二十年にわたって鑿を振るう。 |
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2010年 | 独立。岸和田城下に工房を構え、親方の名前の一字を賜り屋号を「賢申堂」とし河合賢申を名乗る。 |
2019年 | 「だんじり彫刻研究会」を立ち上げる。大阪府優秀技能者表彰(なにわの名工)を受賞。 |
[主な彫刻]
宮本町-地車・土呂幕(大阪府岸和田市)
中川-地車・三枚板〈右面・左面〉(大阪市生野区)
我孫子-地車(大阪府泉大津市)
西地蔵会-太鼓台(大阪府堺市西区)
住之江區-地車(兵庫県神戸市東灘区)
豊浦-太鼓台(大阪府東大阪市)
土生瀧町-地車(大阪府岸和田市)
西治-屋台〈太鼓台〉(兵庫県福崎町)
曽根北之町-屋台・狭間〈太鼓台〉(兵庫県高砂市)